ご存知の方もいるかもしれませんが、正式には「かぜ」という病気は存在せず、扁桃炎や急性副鼻腔炎、気管支炎などを含めた様々な疾患を総称して「かぜ」という名前で広く一般に使われています。一般的には体の抵抗力が弱っている時に、細菌やウイルスが鼻やのどに侵入し、炎症を起こすものです。
鼻水、鼻づまり、倦怠感、のどの痛み、発熱、腹痛など、感染した細菌やウイルスによって症状は異なります。
肺炎などの重篤な病気に進行する可能性もありますので、しっかりと治すようにしましょう。
かぜの症状はのどの痛みや鼻水、せき、たん、発熱など、ほとんどが耳鼻咽喉科で診療を行う範囲の症状です。中耳炎や急性副鼻腔炎、咽喉頭炎など耳鼻科で診療する病気と組み合わさって起こることが多く、中耳炎や副鼻腔炎をおこしたことのある方や、鼻の処置ですぐに少しでも楽になりたい方は、耳鼻咽喉科も受診されることをお勧めします。
鼻やのどの処置とともにネブライザーでお薬の吸入を行っていただきます。お薬の処方を行い、(何よりも)ゆっくり療養してもらいます。扁桃炎がひどい場合では点滴を行う場合もあります。 かぜの場合は抵抗力を回復させることが必要ですので、何よりも安静が大切です。ゆっくり休むよう心がけてください。
一概には言えませんが鼻づまりがひどい場合などに気分をすっきりさせたり代謝を高めるためにお風呂に入ることは問題ありません。
ただ、温度が低すぎたり熱すぎたり、長風呂をすることはよくありません。
湯冷めしないようにサッと入りましょう。
湯冷めは症状を悪化させる可能性があるので、お風呂上りで過ごす部屋を暖めておくなどの対策も必要です。